#692 鴻臚館(Sapporo)

◆2024/09/23

北34条。
学生時代にも行ったことのある喫茶店がまだあった。
昔は北31条あたりだった気がする。

店内BGMは微か。振り子時計の音が響く。
隣はおばさんと甥っ子と思しき組み合わせ。
少し世話好きな叔母さんが、甥っ子のことが気になってしょうがない様子。
あれやこれやと心配する会話をしている。

カウンターには常連の中年女性。
マスターと親しげに話ていた。
しばらくすると「麻生まで行くね」と、言って出て行った。

フレンチロースト珈琲とフルーツパンケーキを注文したのだが、
そう言えば学生時代もこの深煎りを注文していたような気がする。
焼きたてを出すのではなく、きちんと冷ましておいしい状態にしている様子。
パンケーキなんだけど、キメの細かいスポンジケーキに近い。
クリームも軽く、多くない。フルーツもパンケーキに対して程よい量。
写真には写っていないが、シャーベットに近いアイスクリームが2cm角くらいの角切りにされてクリームに隠れてるのとか。
各パーツはスタンダードな感じなんだけど、統合すると秀逸なパンケーキになる、ちょっと不思議なパンケーキでした。ちょっと驚いた。

◆2025/05/05

ふたたび訪れた。5月の晴れた午前中。
店内には軽快な昼のジャズが流れている。
モーニングに間に合ったのでモーニングを注文。
トーストと目玉焼きとコーヒーのみ。
シンプル。こんなくらいでいい。

カウンターに飾られているレコードジャケットに目が留まった。
形而上絵画のジョルジョ・デ・キリコの絵だ。
調べてみると、セロニアス•モンクの1958年のライブ盤Misteriosoのレコードのジャケットなのらしい。
ジャズアルバムのジャケットにキリコの絵。なんで?と思ったが。
インテリ層へ売り込もうとしたプロデューサーの作戦らしい。

セロニアス・モンクというジャズピアニストも知らなければ、Misteriosoっていうアルバムが名盤だなんてことも知らなかったけども、キリコは元々好きで、絵に目が留まる。
そしたらどんな音楽?って興味が湧いてしまうね。

帰ってYouTubeで聞いてみた。
大してインテリでもなけども、インテリに憧れるボクなので、こう言ってやるぜ。

「えっ、みんな知らないの?セロニアス•モンクのMisteriosoのライブ盤は最高だぜ。フッ」

URL***
Address札幌市北区北32条西4-2-23
More◆食べログ
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010201/1060115/

◆Thelonious Monk – Misterioso (1958 Full Album)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXRKTcRs-Xs6JcWHwP3WClp1lOh9mVK9k
Notices◇2024/09/23 ◇2025/05/05