#678 Cafe ひので (Sapporo)

1600年代中盤から始まるロンドンのコーヒーハウス。
仕事もせず、男たちはコーヒーハウスに入りびたり、モクモクとした紫煙が立ち込める中、新聞や雑誌を読んでは、集まる客同士が、政治の話や世間話に明け暮れていたらしい。
コーヒーハウスはつまり、喫茶店やカフェの源流であり、当時は男の社交の場であった。
そこでは、コーヒーとタバコは付き物で、切っても切り離せない関係だった。

札幌。昭和46年竣工の日の出ビル。札幌の中心地とも言える交差点に立つ古いビルだ。
その地下にあるCafeひので。「紫煙」みたいなカッコよさはないけども、かつてのコーヒーハウスもこんな風だったのかと思わせてくれるほどの煙たい老舗喫茶店だ。
何十年も前からあって、店内に充満する強烈なヤニ臭と煙の中で、客は新聞を読み珈琲をすすり、食事をし、おしゃべりに興じる。
時代錯誤も甚だしいとも言える昭和喫茶だが、閉店することなく今も始終客で溢れている。
ボクもかつては愛煙家だった。驚くほどスパっと煙草をやめて7年が経過するし、今ではいくらか嫌煙家風情なことまで言っちゃう人になってしまったが、そうは言ってもこういうアナクロな情緒を解さないわけではない。

ひので店内を見渡すと、中年以降の女性も多いと感じる。
当たり前だろうが、喫煙家はもはや高齢者。店内には、喫煙シニアで溢れている。
そして、なぜか若い女性もチラホラ。よく来るなと思ってしまうが。彼女らもこういう情緒が好きなハズだ。
煙は店内を飴色に染める。ここまで綺麗に染まり上がると高級感すら感じさせてくれるw

札幌に移り住んだ頃から、ここに在るのを見てきたし、興味もあったのに、なぜかこれまで入ったことがなかった。
なぜなら、案外いつも満員でw

懐かしの昭和喫茶。今も生きている昭和喫茶。モクモクの喫煙喫茶。
煙草の煙が大丈夫な方はぜひチャレンジしてみてくださいv

煙草のことばかり書いちゃったけど、旧店名は「高級喫茶ひので」という名前。
まぁ普通の喫茶店とは思いますが、懐かしの昭和喫茶メニューに溢れていて楽しい喫茶店です。

https://cafehinode.heavy.jp/
札幌市中央区南1条西4丁目 日之出ビルB1F
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