#675 仏蘭西茶館 (Kushiro)

「仏蘭西茶館」
名前からして期待感が高まる。イメージはもう京都の「フランソア喫茶室

釧路の繁華街。ビルの地下。
辺りは夜の街の雰囲気。歓楽街なんだろうけど、最近の釧路の寂れようはあちこちに及んでいて淋しい限りだ。だけどもしょうがない。時代の移り変わりだ。

目の前には、「丸三鶴屋」というかつて存在した百貨店。
その後、丸井今井釧路店となったが06年には閉店。
丸井今井撤退後は、札幌の不動産会社が買収し「kute(キュート)」という商業施設としてオープンする計画だったが、計画は頓挫し、「kute」の名前を残したまま、オープンすることはなく、現在は廃屋に。。。
釧路出身の友人は言う。
「小さい頃は、晴れのお出かけ場場所だった所です。何かあれば丸三鶴屋だ!丸井今井だ!とここに来て”都会”を感じたとこなんです。」

時代は過ぎ去り、今は寂れた雰囲気が多いけども、そんなビルの一角で今もまだ喫茶店として営業している。
そんな喫茶店を訪れない手はない。

入口から垣間見える古びた感じが期待を高める。
店内はガットギターの調べが漂っている。
と思ったら、歌謡曲のイントロか何かだったw

先客は60歳前後と思しきおじさんが1人、カウンターに。
昔、京都に4年ほど住み、今は札幌。出張で釧路にやってきたのだと話していた。
そのおじさんは早々に去り、入れ替わりに70歳近くのお祖父さんがやってきた。
馴染み客の様子だ。マスターと慣れた様子で会話している。
マスターは80歳を超えているであろう老婆。。。
さもありなん。だけど、ずっとやってきていらっしゃるのだ。

雰囲気ありまくりの仏蘭西茶館の席に座り、ひとしきり雰囲気を味わった後、チーズトーストを注文した。
しばらくすると、老婆のマスターが「ピザトースト」を持ってきてくれた。
しかもウェルダンなピザトーストだ。

ピザトースト???

いや、チーズトーストを注文したはずだが。。。

と改めてメニューを見てみると、
「ピザトースト400」の横には「トースト・バター250 苺ジャム300 ママレード300 チーズ300」と書いてあった。
ボクもぼんやりとしかメニューを見ていなかった。
「トースト」と「チーズ」という文字を見たものだから「チーズトーストをお願いします」
と頼んだんじゃないだろうか。たぶん。恐らく。。。

老婆は「〇〇トースト」ね、つまりウチでは「〇〇トースト」とは「ピザトースト」だから。。。
という具合に思って「ピザトースト」を出してくれたのだろう。
これは結局。。。ボクはきっと、ピザトーストを頼んだのだ。
もしかしたら「チーズトースト」とも言っていなかったに違いないw

たいがいのことはよく覚えていない。すぐに思い出せなくなる。ボクはそそっかしいからな。
周りの人には「田中さんそう言ったじゃないですか」とよく言われる。
周りの人の言いっぷりも自信に溢れた様子で、ボクの間違いを正してくれるから、
「そうか。ボクはそう言ったのか。キミがそう言うならボクはきっとそう言ったのだろう」
と、だんだんと記憶は怪しくなり、
そのうちに「きっとボクはそう言ったに違いない」、
だってボクだもの。しょうがないよ。
と思えてきちゃうものだから、そう思うようにしているw
だからやっぱり今回もボクは、「ピザトースト」と注文したのだろう。
「チーズトースト」とお願いしたこと自体、ボクの思い違いだったのだろう。

いやまぁ。760文字も使って、そんなに詳しく説明するほどのことではないのだけどもね。。。
まぁいいw

ピザトーストはまぁそんなものさと、ささっといただき、せっかくなのでもう少し注文しちゃおうと思い、チョコレートパフェもお願いしてしまった。
オーソドックスなパフェ。懐かしい気持ちになる。
生メロンも使ってるなんて、頑張ってる。
パフェグラスも懐かしく。完璧に昭和のパフェだ。
底のチョコシロップとバニラアイスが溶けて絡み合ってる感じの塩梅の良さといったらもう。

洞窟のような、隠れ家のような昭和喫茶。照明も雰囲気ありまくり。
2024年の8月でちょうど52年。ずっとこのビルでやっているらしい。
釧路の喫茶店は、なんだか濃いね。素晴らしい。

URL***
Address北海道釧路市末広町5-5 末広ビル B1
Morehttps://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1021562/
Notices2024/08/25