#668 松葉屋茶寮 (Tokyo)

Instagramの投稿を見て「これは・・・」と思い行ってきました。
2023年12月オープン。
「盆栽の精緻な美しさを堪能し、茶と菓子を嗜む〝盆栽茶寮〟」
「伝統と現代を融合した独自の空間」
といったコンセプト。

外はカンカン照りの真夏の東京。
店内の墨のようなマットな仄暗さが際立つ。
テーブルや店内スペースには盆栽が石庭の石のように配置されている。
盆栽アーティスト集団〝TRADMAN’S BONSAI〟の小島鉄平氏がプロデュースしているとのこと。

ELLEの紹介では
「ギャラリーを併設した日本文化の新拠点」
「抹茶やお菓子を嗜みつつ、盆栽・現代アート・骨董が楽しめるユニークな複合型ショップ」
https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-restaurants/g46214457/23-1226-matsubaya-saryo/
といったリードで紹介されている。
「日本文化の新拠点」なんで紹介だが、それはちょっと大げさでしょwと率直に思う。

メニューは
二茶二菓で4000円(お茶2つとお菓子2個)
二茶一菓で3500円(お茶2つとお菓子1個)

カフェにしてはリッチ過ぎる価格でもちろん驚くw
しかし、ボクはここにやってきた。ここで過ごす価値とは・・・
辺りを見渡すと、来店するお客さんはちらほらではあったが、カフェに4000-5000円支払ってもまぁいいやくらいには思える程度の余力があり、こういった現代アート表現に興味や関心も持てて、「オシャレ」「ラグジュアリー」な場所に対しても率先して興味を持てる人、が来店している。
そういった雰囲気や身なりをしているお客さんが来ていた。
自然とそういうお客さんしか来店しないわけだ。
サービス内容や質ももちろん関係するが、価格のフィルタリング機能も十分に理解して設計されたカフェだなと感じた。
そしてこういうカフェはやはり、東京ならではのカフェだね。
絶対に札幌にはないし、地方都市では成り立たない。

墨、松、しめ縄、竈、盆栽など。日本的なものを意図的に凝縮して造った空間。
ボクの感覚で言うならば、過剰とも思える造り込みをしたカフェなので、居心地のよいカフェではない。
だけども、空間全体とし「勝負」しているような、造り手の意図や熱量を感じる、緊張感のあるカフェだと感じました。
カフェで緊張するのはどうか?という話は横においておいてw
そういう意味で、やはりこのカフェは作品としてのカフェであり、現代アートとしてのカフェだと思う。
現代アートを鑑賞・体感するといった意味の空間なんだと思う。

だから、恐らく、長く普段使いで愛されるカフェではないので、そんなに長くないうちに表現としての役割も終了するだろうから、今あるうちに、コンセプトに基づいて表現された、非日常的なカフェ空間を楽しむのがよいと思う。

儚き、夢のようなカフェなのだろうが、それを儚むのではなく、一瞬の表現に対峙して、良いだのよくないだの、好きだの嫌いだのと楽しむのがよいですね。

URLhttps://mtbysr.jp/
Address東京都港区南青山5-4-27 Barbizon104 1F
Morehttps://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13290985/
Notices2024/08/11