カフェを求めて歩いていると、鶴屋吉信の本店に出くわした。立派なお店だ。
鶴屋吉信と言えば「ヨキモノヲ創ル」が家訓の京菓子の老舗。
でも、名前は知ってはいるけども、どんなお菓子があるのかよく分かっていない。
たぶん食べたこともない。
本店の入口の脇の通路にかかる暖簾には「お休み処」と書いてある。
そうか。カフェならば行かないわけにはいかないだろう。
細い通路の脇には竹。奥は深く。京都っぽい探索感を感じさせてくれる。
店舗は大きく、お休み処もとてもゆったりとした造りになっている。
茶室風の侘び寂びのしつらえとでも言えばいいのだろうか。
土壁の色がとてもいい。「渋い」なんて軽く言うと申し訳ないほどの渋さで、「無我」「梵我一如」なんて言葉が浮かんでくる。一瞬で悟りを開いてしまいそうだ。
京(みやこ)セット。1485円。
鶴屋吉信の代表菓3点とお抹茶のセット。
「京観世」。鶴屋吉信と言えばコレ、といった一番の代表菓らしい。
とてもいい。あんこおいしい。こんなにおいしいモノだったのかと驚いた。
「つばつばら」どらやきみたいだけど、皮がだいぶもちもちしているし、やっぱりあんこがおいしい。
ちなみに、「つばらつばら」とは、「しみじみ、心ゆくまで」という意味の言葉で、万葉集にも登場している言葉だそうな。
「柚餅(ゆうもち)」は、ゆずの香りの小餅だけど、これはあんま好きじゃないな。。。
本店に来るお客さんは年配の方と外国人観光客が中心だ。
特に外国人観光客は、「日本感」を楽しんでいる様子。
お店のスタッフも流暢な英語で接客している。
老舗和菓子屋の喫茶スペースなので、「カジュアルなカフェ」ではない。
ここはやはり「伝統」とか「歴史」といった重みを存分に活かして、いい気分にさせてくれる処だ。
10年ほど前に、虎屋菓寮 京都一条店にいった時も同じような感覚を感じたな。
そういう「気」みたいなものは、数年前に開業したカフェには絶対出せない空気感だし、歴史のあるお菓子やさんならではの、できることだろう。





















| https://www.tsuruyayoshinobu.jp/ | |
| 京都市上京区今出川通堀川西入る | |
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| 2024/08/16 |
