#655 ゲストハウスみはらし亭 (Onomichi)

花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり

尾道にやってきた。
いつの頃からかぼんやりと行きたかった所なのだがふと思い出した。
相応に年も重ね、いつ死んでもいいようにと、思い立ったことはすぐに行動するようになったこともあり訪れたのだ。
そしてやはり来てよかったと思っている。

千光寺へと続く急な坂道を登る。
いくらか霞みがかかったような薄曇りの初夏の昼下がり。
少し登っては振り返る度に、尾道水道の穏やかな海と島と街並みが徐々に広がってゆく。
千光寺まであと2合ほどの所だろうか、坂道にせり出すように建つ建物を見た。

「こんな所に家か・・・よく建てたな」

と思いながら近づくと「みはらし亭」と書かれた看板に「CAFE」の文字が。
カフェだと?
吸い込まれるように店内に入ると、大きな白いテーブルと、窓枠に切り抜かれ絵画と化した尾道の景色が出迎えてくれた。
屋敷に居ながら、尾道を独り占めするかのような贅沢過ぎる借景。まさに絶景。

こんなカフェがあるなんて。感動だ!感動だ!

聞けば、元々は100年ほど前に建てられた茶園(別荘建築)。
現在は、ゲストハウスとして再生している登録文化財。

”「茶園」は一般的には茶畑のことを言うそうですが、尾道では古くからお茶を楽しんだり、客人をもてなしたりする別荘のことをこう呼びました。港町として栄華を極めた江戸時代から昭和初期にかけて、時代時代の豪商や名士が眺めのいい坂の上にこぞって意匠を凝らした別荘建築を建て、山と海がおりなす立体的な空間の中に尾道独特の茶園文化が花開きました。”

みはらし亭サイト:https://miharashi.onomichisaisei.com/

尾道に独特の茶園文化があったとは。
100年の時を超えて茶園文化が今も息づく尾道か。

住む。そうも思った。

尾道を訪れる人の多くは千光寺に登るらしいが、みなさんも尾道を訪れたらぜひ、こちらの「みはらし亭」も訪れて欲しい。素晴らしい体験です。

そして次回行った時は、泊まりたい。。。
写真で見る限りだが、2階が最高すぎるだろう。

URLhttps://miharashi.onomichisaisei.com/
Address広島県尾道市東土堂町15-7
Morehttps://tabelog.com/hiroshima/A3406/A340302/34021996/
Notices2024/05/23