#609 マロン (Aomori)

もう10年近く前から青森に行ったら行こうと思っていた喫茶店。
オープンは1970年。半世紀以上やっている。

毒々しいほどに鮮やかな緑の床と物憂げな深みの青のカーテン。
壁はヤニ茶けて煤けたようなモルタル。
ミッドセンチュリーなテーブルと椅子、ソファ。
壁にはたくさんの振り子時計が掛けられているし、ふと気付くと天井の照明はガラス浮き玉だ。
どういう組み合わせなんだ?と思いながらも、70年代のエキゾチックを感じさせてくれる。

モーニング狙いで7時の開店と同時に訪れたわけだが、10分と経たずに、自分の他に8組11人が来店し、店内は概ねいっぱいになった。
なんでこんなに?と思うと、隣はアパホテルだった。
アパ宿泊の旅行者・出張者に加えて、地元の顔なじみの客も加わり店内は活気に満ち溢れた。

モーニングを食べながら、奥に目をやると「摩論献立表」と書かれたメニューボードが目に留まった。
そうか、昔は摩論と書いたんだな。てっきり「栗」の意味のマロンなんだと思っていた。
古いビルだし、年季のある喫茶店だ。どこかで表記を変えたんだな。

気になったので会計時、聞いてみた。
「昔は摩論て書いたんですねー」
と聞くと
「遊びで書いたの」
とあっけらかんと答えてくれた。

ボクの推理など。アテにならんな。
モーニング580円。

URL***
Address青森県青森市安方2-6-7
Morehttps://tabelog.com/aomori/A0201/A020101/2000190/
Noitces2023/07/23