#604 小樽Muze (Otaru)

カフェというよりはレストランと言った方がよいと思いますが、ハンバーグがとてもとてもおいしかったので、めしカフェということでご紹介。
小樽Muze。2009年オープン。

「コラーゲンたっぷりの牛スジ肉と、たっぷりの野菜、そして赤ワインで長時間じっくりと煮込んだソースです。完全無添加にて、香りづけに使うハーブ類も自家栽培のものを使用しております。日々継ぎ足し、熟成を重ねてきた、当店自慢のソースです」

と自慢のデミグラスソースを説明するポスターが掲示されている。

ハンバーグ&オムライスのプレートを注文した。
デミグラスソースは店内の照明に照らされて、艶々と美しくおいしそうに輝いている。
ほどよく立ち上る湯気は至福の体験を予感させ、気持ちは自然と高揚する。

一口。ハンバーグを口に入れる。
デミグラスソースの濃厚で落ち着いた味わいは、岩に弾ける波しぶきのように口の中に広がる。
すでに口内は幸福でいっぱいだ。
そしてその刹那。
その時を狙い澄ましたかのようにハンバーグの肉汁は口内で爆発した。
デミグラスソース。肉汁。デミグラスソース。肉汁。デミグラスソース。肉汁。
交互に織りなす味わいは、くんずほずれつひとつになって。
うまみエクスプロージョン!昇天イリュージョン!
雷に打たれたかのように感動は脳天からつま先へと巡り、全身の筋肉は弛緩し、あわや我が身は椅子から崩れ落ちる所であった。
No1ハンバーグ!キングオブハンバーグ!
もうアカン!100点満点です!

こんな心の状態を人に見られるのはいくらボクでも少々恥しく。
誰にも気取られないよう、歓喜が心の外に漏れないように気を使いながら感動していたのですが、ふと目をやると、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートが架かっているのに気が付きました。
確認できただけでも、1982年、1988年、1989年、1992年のプレートが。
ボクの心情とは対照的に、黙って時間の蓄積を見守っているかのようでありました。

店内は静かで、シックな、大人の空間です。

URLhttps://www.otaru-muse.com/
Address北海道小樽市稲穂1-11-7
Morehttps://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010601/1010375/
Notices2023/06/14